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【名前】渡部博文 【経歴】柏レイソル/栃木SC/ベガルタ仙台/ヴィッセル神戸/レノファ山口FC/株式会社レノファ山口代表取締役社長 【活動】児童福祉施設の運営
学生時代について
ーサッカーを始めたキッカケを教えてください
姉が好きだった男の子がサッカーをやっていて、「あなたもサッカーをやりなさい」と小学校2年生の時に押し付けられて始めたのがキッカケです。笑
当時野球の体験会も行ってみて、「野球も面白そうだな」と思ったのですが、「これからはサッカーの時代が来る」と姉に言われた記憶が印象に残っています。
姉の当時、好きだった男の子は「こういう練習してるよ」「リフティング◯◯回できてたよ」と情報を毎回伝えてきて、気付いたらそれを目指していました。
ーサッカー選手を目指したのはいつ頃からでしたか？
小学校5、6年生くらいの時に、モンテディオ山形と浦和レッズの試合だったと思うのですが、プロの試合を初めて生で見て、そこで「サッカー選手になろう」って決めました。
小野伸二さんがまだ1、2年目だったのかな？「なのにこんなに堂々としてる。キラキラしてる。この人凄い。」と思いました。スタジアムの雰囲気も含めて魅了されましたね。
ーどのようなことを意識して取り組んでいましたか？
自分の身長とか体重に近い上手い選手のプレーをずっと見て、「◯◯選手みたいになりたい。〇〇選手のこういうプレーをしたい」というように、真似をすることを意識していました。
小学生の時は自分がゴールを決めることしか考えていなかったのですが、中学生くらいなって、自分より上手かったり、足が速い選手と一緒にプレーすることがあって、その時にスルーパスを出したり、味方を活かすということを当時は意識していましたね。
プロサッカー界について
ーサッカー選手の魅力を教えてください
「好きなことが仕事になってる」これに尽きるんじゃないんですかね。あとはやっぱりJリーグという自分を表現できる場所があって、沢山の人たちに見てもらえる環境があるということがプロサッカー選手としての魅力だと思いますね。
ープロサッカー選手になって最も苦労したことを教えてください
2017年から4年間ヴィッセル神戸に在籍していました。その時に監督や社長交代の影響もあり、チームが目指すサッカーの方向性が変わり、自分がその示した方向とプレースタイルが合わないということに気付いて、それからもがきましたね。
スタメンからサブになり、そこから復帰するのに凄く時間がかかった時は、苦しみました。
これからについて
ー今後のキャリアについて教えてください
選手から社長になり、なかなか多くの方ができないキャリアを歩み始めていると思います。その中でレノファ山口がJ1昇格するための土台、文化、チーム作りが個人的なミッションだと思っています。
それを直近では今後のキャリアとして形成していきたいと思っています。
ーセカンドキャリアでのビジョンはありますか？
現在、クラブ経営と児童福祉施設を運営しています。他にも様々な事業への取り組みや実績を活かして、将来に不安を抱えているアスリートたちや、アスリート以外の方たちも助けられるサポートをしていきたいと思っています。
ー最後にアスリート、体育会学生にメッセージをお願いいたします
将来の不安とか、先が見えない不安とか、痛いほど分かりますし、僕もその1人でした。
これから活動していく中で自己実現だったり、人生設計を通じて深堀りしていくことで、新たな気付きや発見があるので、これは本当に早いに越したことがないと思っています。
だからそこにいかに早く気付くかで、自分のキャリアをより伸ばしていけたり、自分の人生を豊かにしていけるかが決まるので、そこを一緒に創っていけたらと思っています。
