Vol.060「自分にとってArxcsとは」

【名前】前多 駿佑
【経歴】京都サンガユース → 立命館大学

はじめまして!立命館大学体育会サッカー部の前多駿佑です。

今回はこれまでのサッカー人生を振り返りつつ、現在私と同じような境遇にいる学生の反面教師となるようなことを伝えられたらなと思います!長くてまとまりのない文章ですが、皆さんの人生にちょっとでも役に立てれば嬉しいです!

これまでのサッカー人生

5歳からサッカーを始め、小学生までは石川県のチームでプレーし、よりレベルの高い環境でプレーしたいと考え、文武両道が実現できる京都サンガF.C.の門を叩きました。

京都サンガF.C.の下部組織に入るにあたり、「高卒でプロになる」という目標をたてました。この目標を実現するにはジュニアユース→ユース→トップチームと段階を踏む必要があり、それぞれのカテゴリーで活躍する必要がありました。

ジュニアユースでは、京都に来て慣れない関西弁に圧倒されながら、関西中から集まるレベルの高い1学年18人の選手とともに、チームとしては「日本一」、個人としては「ユース昇格」を目指して日々練習に取り組みました。個人としては3年間キャプテンを務め、チームをマネジメントする難しさを痛感しつつ、レベルアップすることができ、結果的にユースに昇格することができました。

ユースでは、スカラーアスリートプロジェクト(https://www.sanga-fc.jp/academy/sap)の13期生としてサッカーだけでなく、立命館宇治高校での勉強や、全国から集まるレベルの高い選手30人全員で生活する寮生活などを通して、サッカー選手としても、人としても、大きく成長することができました。しかし、トップ昇格することはできず、「高卒でプロになる」という目標を達成することができませんでした。これが私の人生で最大の挫折です。

大学では、プロサッカー選手になるという目標を諦めきれず、体育会サッカー部に入部しました。入部当初は、120人いる部員のモチベーションの差や、指導者は監督1人だけで練習メニューや運営などは全て学生主体で行うことなど、中学、高校とのギャップに圧倒されました。指導される回数がこれまでのサッカー人生と比べると圧倒的に減ったので、自分のストロングは何か、ウィークは何か、など自分を客観的に捉える力が身に付きました。個人としては、B2チームから始まり、2年ではB1チームでプレーし、3年の後期からAチームでプレーし、4年からB1チームでプレーしています。大学卒業後はサッカーをプレーすることから離れ、別のステージに進む予定です。

次は、当時の自分に伝えたいことを書いていきます。

「サッカー以外の価値を高めろ」

プロサッカー選手として活躍している人も、必ず選手として寿命がきて引退するし、近年では人生100年時代と言われていますが、プロになってもなれなくても引退した後の人生のほうが長いことは確かです。

これまでの自分はサッカーという社会がすべてだと思っていました。しかし、いろんな大人とお話しをしたり、就職活動などを通して、サッカーという社会から抜け出すと、社会においてサッカーがどれだけちっぽけかを知ることができました。

 「指導者になろうかなぁ…」「就職しようかなぁ…」サッカーをしている人の大半が、引退後のキャリアの選択に悩んでいます。その引退後のセカンドキャリアで活躍していくためには、自分からサッカーを引き算した時にどれだけの価値があるかで決まると思います。

幼い頃からサッカーに明け暮れて大学までサッカーしかしてこなかった自分に「サッカー以外の価値を高めろ」という言葉を強く伝えたいです。

「未来への思考を止めるな」

大学生活では、正課でも課外でも多くの経験ができ、成長することができたと言えます。しかし、「周りの仲間がプロを目指しているから」「同期がプロで活躍しているから」「学生リーグに出られたから」「みんなが応援してくれているから」このようなサンクコスト的な思考に縛られ、惰性でサッカーを続けていた自分もいたと感じます。また、今思い返すと、「プロサッカー選手になれないのではないか」という恐怖から、将来のことを考えている気になっていたり、考えることをやめてしまったのではないかと思います。

プロサッカー選手になることは人生を豊かにするための手段であり、目的ではない。自分はどんな人生を歩みたいのか。10年後どうなりたいのか。当時の私は人生における目的を見失っていました。

 自分の人生におけるミッションはなんなのか。常に考えなければならないことであり、これから先も未来への思考を続けていきたいと思います。

自分にとってArxcsとは

 私にとってのArxcsは「究極の思考」が行える場です。これまでの私は自分のことを知った気になっていたり、将来を漠然と考え解像度の低い思考しかしてきませんでした。しかし、Arxcsに入ってからのここ1ヶ月で熱い想いを持った仲間と出会えたり、資本主義社会を生き抜くために必要な最低限の知識を得たり、人生について深く考えることができ、まさに「究極の思考」が行えています。

 以前の私はArxcsのような無形資産への投資に躊躇していました。新たな環境へ飛び込むのが怖かったし、なんだか今までの自分を裏切るような感覚がありました。しかし、実際にArxcsに入って思考の質が変わったし、人生が豊かになっていると自負できます。

 まだArxcsに入って1ヶ月ですが、新たな人や知識と出会い、自分が成長している感覚が楽しいし、今後の人生にワクワクしています。これからさらにこの環境を通して成長し、残り少ない学生生活や、社会に出た後の未来の為にも、学び続けていきます。

長い文章をここまで読んでくれた方ありがとうございました。興味を持ってくれた方がいたらぜひお話ししましょう。

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