Vol.007「脱・短期的思考」

【名前】向井ひな太
【経歴】札幌大学サッカー部/DENSO北海道選抜

実は最近まであるチームの練習参加をしていて
札幌に戻り、やっと文章を書く時間の余裕ができたという感じです。


ちょうどこの時期は
開幕前のフィジカル期間で
今まで経験したことがない強度の高い練習が毎日続きました。

ついていくのがやっとで、

朝起きたら今日の練習を乗り越えること、 

練習が終わったら、明日の練習に備えてひたすらケアをすること、

それ以外のことは考えられないくらいの
毎日で、目の前のことに精一杯。

まさに「短期的思考」に陥った2週間でした。


そこであえて今回は「脱・短期的思考」
という題で書かせてもらいます。

「短期的思考」

僕自身、
サッカーをやっていると陥りがちな思考。

なぜなら
試合に出るためには、

今日の練習で良いパフォーマンスをする必要があるし

その試合で結果を残すことが、次の試合に出ることに繋がってくるから。

僕らは、
今ピッチ上で何ができるかが重要で
それで評価されることがほとんど。

だから、
目の前のことに必死になるのは
当たり前のことではある。

確かに、今までサッカーをやってきて

目の前のことを
一生懸命やる重要性は理解しているし

前回のnoteでも、
後悔しない原則として挙げさせてらった。

目の前のことを全力でやらない人間に
先のことを考える資格はないとも思う。

ただ、僕が今後意識したいのは

何事も「長期的思考」のもと、
目の前のことを全力でやるということ。

では、この「長期的思考」とは
どういう思考なのか。


僕の中では

「目的と理念に基づいた思考」

ということになる。 

「目的」
自分が最終的に到達したい場所や状態。

「理念」
自分が大切にしたい物事の価値観。

自分は将来、
どんな人間になりたいのか、
どんな景色をみたいのか、
というのが目的。

そして、
その目的に到達するために
自分自身はどうあるべきなのか
というのが理念。

サッカーに置き換えて考えてみると
どんな選手になりたいのか、
どんなところでプレーしたいのか、

そのために、
自分はどうあるべきなのか
みたいな感じ。

目的や理念がある「長期的思考」の選手と

先週の僕のような、
その日の練習を乗り越えることしか頭にない
「短期的思考」の選手とでは、

「基準」に差が生じると思う。

また、
試合で良いパフォーマンスができたときも

「長期的思考」の選手は、
もっとこうしたほうが良くなる
というフィードバックの視点になるのに対して

「短期的思考」の選手は、
このプレー良かったな
というフィードバックが真っ先に出てくるのではないかと思う。

このように、
思考の違いで結果に対する受け止め方も
変わってくる。

もちろん、
僕も試合に負けると悔しいし腹が立つし、

プレーが良くない日々が続くと
焦りを感じることもある。

ただ、そんなときこそ 
「長期的思考」で
目的に到達することだけ考えて
自分を軌道修正していきたいと思う。


おそらく、
これはサッカーだけでなく
人生に通ずるものでもあると思う。

若いうちから、
自分の人生の目的と理念をはっきりさせて
「長期的思考」を持っておくことが重要で

そうすれば
価値観や、物事の判断基準が明確になるはず。

自分は何のために働くのか?
お金のため?成長するため?社会に貢献するため?

結局は幸せに生きるため
というところに行き着くのだろうけど

じゃあ、どういう状態が幸せなのか
そのために自分はどういう人間であるべきなのか

ここを考えておくだけでも、
時間の使い方、環境の選択、
ものの見え方、人間関係など
さまざまなものが変わるのではないかと思う。

全ては目的からの逆算。

そのために、
短期目標、中期目標、長期目標を設定するし、

この目標達成は、
あくまで目的に到達するための手段であり
ひとつの指標。

僕自身の人生の目的と理念は
まだまだ深掘りが必要なので、
公表はまた今度で。

以上「脱・短期的思考」でした!

ここまで読んでくれた方ありがとうございました。

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