Arxcs Magazine Vol.142「継続とチャレンジ。世界で戦える選手に」

高校時代について

－大学サッカーを選んだきっかけを教えてください。

高校からトップチームにあがることができなかったことが、一番の大きなきっかけでした。

そして自分の周りの先輩たちが立命館に進学していたので、練習参加などに行かせてもらい進学を決めました。

ー立命館に進学した経緯を教えてください。

いろんな先輩が進学していたと同時に、大分のユースから立命館に進んで大分のトップチームにいった先輩の存在を知っていたので、出戻りがしやすいのかなと感じて進学を決めました。

大学サッカーについて

ー入学してからのギャップはありましたか？

高校生の頃と比べると大学生はフィジカルも強くて、またプレーのスピードも全然違って、そういった部分はなれるまでに時間がかかったなと感じています。

ーそのギャップを通じて変わった部分はありますか？

まずはプレースピードの早さに対応していくために、プレーの前の準備の質には前よりもこだわるようになりました。

またボールを持っていない時のプレーが重要だというのは、プロに進んだ先輩からもらった助言でもあるので、立命館で試合に出て活躍したり、プロで活躍していくためには準備の質が大事なんだなとよく感じていました。

－入部して成長を感じたことを教えてください。

周りのレベルが上がったと同時に自分のプレーの技術やバリエーションの幅が上がったなと思います。

前よりもできるプレーの幅が増えて、高校の頃は練習ではできるけど試合になるとできないということが結構あったのですが、練習のレベルが上がったことで自分に自信がついて試合でもしっかり実力が出せるようになったことが成長した部分だと感じます。

ー変化したタイミングはどんな瞬間ですか？

僕たちはコロナで最初の一年はあまり活動がなかったんですけど、2年生になって公式戦が始まってからは試合を通じて自分の変化を実感することが多くあったと思います。

－その変化の過程で意識したことはなんですか？

意識していたことは「人よりもボールに触ること」です。

周りが練習終わりに帰宅の準備をするなかで、もう少しボールを蹴ろうとか、空いている時間にグラウンドに行ってボールを蹴ったりだとか、そういったことは意識的に取り組んでやっていました。

主にシュート練習やドリブル練習など、個人でもできるような基礎練習を積極的にやるようにしていました。

－大学に入ってからも基礎を意識して練習した理由はなんですか？

自分自身これといった大きな武器があるわけではないので、基礎的な能力アップが自分自身の成長に直結するのではないかと感じていたので、そういった部分を意識して基礎基本を中心に練習するようにしています。

ーチームの一員としてどんな役割を意識していますか？

僕は周りを積極的に盛り上げるタイプなので、キャプテンや副キャプテンが言っていることに対して後輩たちがついていきやすいような雰囲気を作ることが自分の役割かなと思っています。

なので練習中だけでなくピッチの外とかでも、なるべくいろんな人とコミュニケーションを取ることを意識しています。

自分は役職は持っていないけど4回生なので、しっかりやらなくてはいけないなという意識があって、そういった部分からキャプテンや副キャプテンがチーム作りをしやすいような雰囲気を作ることを意識しています。

ー立命館の良さはなんですか？

主体的に運営がされている部分だと思います。

練習なども自分たちで決めて行っているので、自分たちがやりたいサッカーをやれるかなと思います。

規制が厳しく設けられていたりするわけではないので、のびのびできる環境なのかなと思います。

ー大学サッカーの良さや魅力を教えてください。

大学サッカーは、対戦相手にプロ内定の選手がいたり、そういった選手たちと毎週対戦できる環境は非常にいいなと思います。

またスカウトも毎試合見に来るので、１試合で人生を変えれる可能性もあるところが魅力かなと思います。

これからについて

－今後のキャリアについて教えてください。

サッカーで食っていきたいと思っているので、三笘選手みたいに世界で戦えるような選手になりたいと思っていて、やるからにはトップを目指してやりたいなと思っています。

ー最後に、体育会学生にメッセージをお願いします。

諦めなければ夢が手に届く世界だと思っているので、継続すること、チャレンジし続けることが大事なのかなと思います。

ー本日はありがとうございました。
（この記事は2023年7月20日にインタビューさせていただいたもの掲載しています。）