Arxcs Magazine Vol.139「必要とされる人に。大学で土台を作る」

【名前】相澤 匠
【経歴】帯広北高校→東海大学札幌校舎

高校時代について

-大学サッカーを選んだきっかけを教えてください。

元々プロ志望だったので、大学でも選手としてサッカーを続けたいと思っていました。

また東海大学を選んだ理由は、北海道から出て活躍している選手の例が多くないと聞いて、北海道内にある大学に進学をしてしっかりと試合に絡める環境の方がいいと思ったので、東海大学に進学することを決めました。

本人提供

大学サッカーについて

ー入学してからのギャップはありましたか?

最も感じたことは自由だなという印象です。

高校の頃はある程度制限があるなかで生活をしてきましたが、大学に入ってから学生主体で運営する形を初めて経験して難しさを感じました。

ーどのようなところに難しさを感じましたか?

練習の部分から自分たちで作っていくところや、公式戦のメンバー登録や運営の部分など、本当に全部学生だけで動かしていくところが難しかったです。

入部して成長を感じたことを教えてください。

1年生のときに学年リーダーを任せてもらっていたのですが、その時にどうやったら学年全体でまとまる組織なっていくかということをよく考えていて、そういった部分は成長したと思っています。

ー具体的にどんな成長をしましたか?

具体的な部分でいうと、相手とのコミュニケーションの取り方ですね。

どんな言い方をしたら伝わるかとか、どんなタイミングで声をかけたらいいのかとかを考えるようになったところは以前よりも成長した部分だと思っています。

━それを通して自分が変わった行動は何ですか?

試合中のコーチングの量と質が変わったなと感じます。

以前よりも試合中に喋れるようになりました。

現在は学連部に所属しているとのことですが、難しさはありますか?

直接大会の運営側とやりとりをしていくなかで期日や締切が設けられているので、事前にスケジュールをある程度把握して行動しなくてはいけないところが一番難しいところかなと感じます。

なので時間の管理やスケジュールの管理など、先にあることを考えて行動することができるようになったと感じています。

ーこれらを経験して自分自身が変わったことはなんですか?

相手のことをよく考えるようになりましたね。

例えば、ドリンクを取りに来た選手をみて事前にドリンクを渡す準備をしておくなど、小さな気配りが以前よりもできるようになったと思っています。

-大学サッカーの良さ、魅力を教えてください。

大学サッカーはプロに行く前の最後の土台作りだと思っています。

高卒でプロになれなかった選手が、大学でサッカーだけでなく人間性の部分も含めてしっかりと土台を作り直すことができる環境だと思います。

また選手になれなかった場合でも、大切なことを学ぶことができる環境だと思います。

本人提供

これからについて

ー今シーズンの目標を教えてください。

チームとしては、インカレ、総理大臣、新人戦という大きな大会で全国に出ること。

個人としてデンソーのメンバーにしっかりと選んでもらうことです。

-今後のキャリアについて教えてください。

まだ2年生ですが、今シーズンは非常に大事な時期だと感じていて、まずはプロを目指す上で選手としてしっかりと結果を残さなくてはいけないなと感じていて、またプロになれなかった場合も想定して、人間としてもしっかりと成長するシーズンにしたいと感じています。

ー最後に、体育会学生にメッセージをお願いします。

大学生だといろんな誘惑があって目の前の苦しいことから逃げたくなる可能性がたくさんあると思うのですが、そのなかで最後まで自分自身に厳しくできたり自分と向き合える人が活躍できると思うので、いろんな挑戦や失敗を繰り返して成長すれば結果がどうであれ、必要とされる人間になれるのではないかと思います。

ー本日はありがとうございました。
(この記事は2023年7月13日にインタビューさせていただいたもの掲載しています。)

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