Arxcs Magazine Vol.126 「選手主体。最後まで本気で」

【名前】木下 耕輔
【経歴】私立名古屋高等学校→立教大学

高校時代について

-大学サッカーを選んだきっかけを教えてください。

選手権で負けたのが1番の理由です。

小さい頃から選手権をテレビで観ていて、選手権で全国に行くのが目標でしたが、負けてしまいました。

サッカーを大学で続けなければ何も残らないと思ったので、大学でサッカーを続けようと思いました。

ー立教大学に進学した経緯を教えてください。

あまり立教大学にこだわってはいませんでした。

両親が関西にルーツがあり、3年の春くらいまで関西の大学に進学しようと思っていました。親にも関西の大学に行って欲しいと言われていて、同志社か関西学院大学に進学することを考えていました。

ただ、自分の周りの友達が関東の大学に進学することと、サッカーも関東が1番強いということで関東でサッカーをしたいと思いました。

自分たちの学校は指定校が選びたい放題で、そこそこ頭が良く、関東リーグに所属していて誰でも入部できる所は青学か立教しかなかったので、立教を選びました。

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大学サッカーについて

ー入学してからのギャップはありましたか?

今までと違い3つ上の先輩ともサッカーをするので、強度は全然違うと思いました。

ただ、1ヶ月くらいで慣れてきたので、そこまで大きなギャップは感じませんでした。

-入部して成長を感じたことを教えてください。

自分で色々管理できるようになったことです。

1人暮らしをしているので、時間の使い方を自分で設計できるようになりました。

ご飯を作ることや、授業を受けたりバイトしたり、練習に行ったりという時間を自分でデザインできるので、自分で全てマネジメントできるようになった部分は人として自立したと思います。

-変化したきっかけはありますか?

全て自分でやるようになったことが要因だと思います。

いい意味で縛られるものがなくなったと思います。

-大学生活や部活で改善された部分はありますか?

最初の方は筋肉系の怪我が多く、1週間くらい離脱するのを2、3ヶ月に1回のペースでしてしまい、チーム内の序列で落ちることがよくありました。

スタッフにもすごく言われてケアを怠らないようにした結果、怪我の回数が減りました。

-役職について。

応援係の係長をしています。応援係と言っても応援の中心ではありますが、応援を管理する立場にあります。

僕たちの応援は応援ではなくヤジだと言われることが多かったので、応援係でミーティングを実施し、改善したりしています。

-役職のトップとして難しいことはありますか?

みんなを全力で応援するという1つの方向に持っていくのが難しいです。僕たちは部員数が多いので応援しない人もいます。

コロナ明けなので応援が久しぶりで、そもそも応援を知らない選手もいます。

そのような選手たちを応援させるように持っていく雰囲気作りは難しいです。

-その活動をする意義を教えてください。

チームを勝たせることが1番だと思います。

応援で雰囲気を持っていくことも重要で、応援でチームを支えられると思います。

チームを勝たせるための活動の一環だと捉えています。

ー大学サッカーの良さ、魅力を教えてください。

ピッチ内外での自主性だと思います。大学サッカーは大人があまり関与しないので、ピッチ外ならケアなども含めたマネジメントをします。

ピッチ内でも運営を全て学生でするので、1番大きいのは選手主体という所だと思います。

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これからについて

-今後のキャリアについて教えてください。

卒業後は一般企業に就職します。僕はテレビ局を目指しています。

サッカーは大学でやめようと思っています。

ー今シーズンの目標を教えてください。

現時点ではいiリーグでチャンピオンシップを狙える状況なので、そのまま全国大会に行くことが目標です。

個人としてはいち早くトップチームに上がることが目標です。

-最後に、体育会学生にメッセージをお願いします。

ここまで来たら中途半端な気持ちでやっている選手は少ないと思います。

せっかく入ったなら最後まで本気で頑張って欲しいと思います。

ー本日はありがとうございました。
(この記事は2023年6月22日にインタビューさせていただいたもの掲載しています。)

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