Arxcs Magazine Vol.072「1日8万6400秒大学期間でプロへ」

【名前】横畑匠海
【経歴】興国高校→九州産業大学
【実績】九州選抜2022.2023(デンソーカップ)
【役職】副将

高校時代について

-大学サッカーを選んだきっかけを教えてください。

高卒のプロを目指していたのですが、高校3年生の夏に同じ箇所を2回骨折してしまいました。

大学進学も考えていましたが、なかなか声がかからず九州産業大学の監督から特待で来て欲しいと声をかけてもらったことがキッカケです。

本人提供

大学サッカーについて

ー入学してからのギャップはありましたか?

高校の同級生からプロが5人出る環境の中でやっていたので、正直1年生の頃からある程度やれるなという感覚でした。

高校の時とは違ってスタッフの数が少ないので、学生たちが総務部や施設関係などの運営を自分たちでやっていくところにギャップを感じました。

自分たちでやらないといけないのでピッチ外での成長に繋がったかなと。

-入部して成長を感じたことを教えてください。

入学当時は線が細く、プレーの中で潰されることが多かったです。

しかし、管理栄養士を付けた食事改善やフィジカルトレーニングを通して、体の線が太くなるとともに足がさらに早くなりました。

火曜日と木曜日の練習前にフィジカルコーチと一緒に走り方やステップなどのトレーニングを続けたことが成長した要因だと思います。

ー大学サッカーで上に行く為に意識していることを教えてください。

みんなボールを扱う技術は上手ですし、1番は練習強度、守備の強度を上げていくことを意識しています。

 ボールを持っていないところでも、守備の強度を上げられれば九州産業大学も全国でもっと上を目指せるチームになると思います。

ー九州選抜で得られたことは何ですか?

デンソーカップ(九州選抜)に選ばれたことで1番成長できたと思っています。

福岡大学や鹿屋体育大学の選手は、強度高くトレーニングしていますし、試合に出れなくても絶対チャンスはくるという高いモチベーションの中でやっていました。

先発で出ることはなかったですが、プレー以外のメンタル面がとても成長したと感じています。

ー大学サッカーの良さ、魅力を教えてください。

大学サッカーまで続けている人は、サッカーが好きな人が多いです。また、意識も高い人が多くプレーも迫力があります。

また、大学サッカーを通してコミュニケーションを取る機会が増え、ピッチ内だけでなくピッチ外での交流が大学の良いところだと思います。

本人提供

これからについて

-今後のキャリアについて教えてください。

1番はプロになって、関わってきた多くの人に恩返しをすることが目標です。

大学1、2年生はプロになりたいと言う人が多いですが、3、4年生になると就活などいろいろなことがあって、サッカー選手も人生では1つの選択肢だと気づきます。

サッカー選手の厳しさも、上に行けば行くほど感じるものだと思います。

高校時代に同期の3人がプロに行きましたが、今は3人ともJFLや地域リーグで厳しい世界だと改めて思います。

なので、プロになることは1番の目標にありますが、就活などもやりつつ、サッカー以外のところもおろそかにしないようにしています。

-最後に、体育会学生にメッセージをお願いします。

1日8万6400秒と言われている中で、明日には無くなる1日8万4000円のお金をもらえたとしたら誰でも使い切ると思います。

時間も同じ考えで、止めることもできないし貯めることもできません。

限られた時間の中で自分に何ができるのかを考えてサッカーに取り組んでもらえたらと思います。

ー本日はありがとうございました。
(この記事は2022年12月21日にインタビューさせていただいたもの掲載しています。)

よく読まれている記事

体育学生の9割がきづけていない!?「就活」までの"3ステップ"

就活を控えている体育会学生に向けた記事です。就活やキャリア設計に失敗しないための学びを記事にしました。こんな学生にオススメです。

  • 大学3年生になり、就活を考え始めている
  • 就活始めたけど、何から取り組めばいいかわからない
  • 将来のやりたいことが見えない1〜2年生