Arxcs Magazine Vol.065「人間力がなければ上では通用しない。」

【名前】山本廉哉
【経歴】高川学園高校→周南公立大学
【部内での役割】2022シーズン 副主将

高校時代について

-大学サッカーを選んだきっかけを教えてください。

最初は大学サッカーをやる気はあんまり無かったです。

しかし、高校2年生の時に大学進学コースか、就職コースかを選ぶ時があって、僕は就職コースを選びました。

それは、この先サッカー続けても無理だなって思っていたからです。

でも、サッカーは続けたいと、心の中では思っていました。

そんな時に、監督や、周南公立大学、家族の助けがあって最終的には大学でサッカーをやることを選びました。

-周南公立大学を選んだ理由について教えてください。

行くならサッカーに本気で取り組みたいし、試合に出れないと嫌だなと思っていました。

1年生から試合に多く絡めて、全国などの大きな舞台で出れる大学はどこかなと考えたときに、山口県では、周南公立大学かなと思い選択しました。

本人提供

大学サッカーについて

ー入学してからのギャップはありましたか?

2つあります。

1つ目は、高校の時は、何をやるにしてもスタッフから言われていましたが、大学では、自分で考えてやらないといけない環境になりました。

また、1人暮らしなのでそういった面で高校と違って、そこに慣れるのに時間がかかりました。

2つ目は、サッカーで言うとフィジカル面です。

高校の時は自分のフィジカルが通用していた部分が多くあったんですが、大学ではそれだけでは通用しないと痛感しました。

自分のストロングポイントが、体が強いという部分だけじゃ全然勝負できないと感じました。

-入部して成長を感じたことを教えてください。

人間性がすごく変わりました。

変わったと感じたのは最近なんですけど、僕は結構子供っぽいというか、何かうまくいかなかったら、すぐにイライラしてしまう人でした。

何か言ってチームの雰囲気を乱してしまうこともよくありました。

ですが、最近感じるのは、怒るときもあるけど、チームがプラスの方向に行くように発言することができるようになっていると感じています。

-それができるようになったきっかけはありますか

4月から副キャプテンになって、初めのほうはチームが全然勝てなく、どうやったら勝てるかなとずっと考えていました。

そこで、上に立つ立場の人間がチームを引っ張っていかないと勝てないと思いました。

そこで自分が副キャプテンだったからこそやらなきゃいけないと思うようになったのがきっかけです。

-副キャプテンの難しさはありますか?

チームは個人の集合体なので、人それぞれに考えが違います。

意見が一致しないときにどんな選択をしないといけないかと考えるときが難しいです。

プライベートでは仲良くても、サッカーでは意見が食い違うとなった時も大変です。

サッカーと私生活を切り分けることが1番難しかったです。

ー大学サッカーの良さ、魅力を教えてください。

関わる人が増えたなと感じます。

他の大学の選手だったり、スタッフだったりと連絡を取ったり、話をしたり、そういった人脈を広げたりするのは魅力的だなと思いました。

自分がしたことない体験などを他の人が持っていたり、その話を聞くことでこんなこともあるのかと、自分の知識として広げられたりします。

個人的なことで言うと、今年はあまりうまくいかなくて、SNSなどで友達とかが「今日もゴール決めた」とかを載せたりします。

そういうのを見ると悔しくなって、自分も負けてられないと思えてきます。

友達が活躍しているところも見れるし、自分もやる気になれます。

スタッフと仲良くなれると、プロの方との交流があったりするので、自分がサッカーを続けるならそういったところも上手く活用できると考えています。

本人提供

これからについて

-今後のキャリアについて教えてください。

卒業後はサッカーはずっと続けていきたいと思っています。

もともと3年生の途中まで警察官になろうと思っていました。

しかし、年末、兄と一緒にサッカーをやった時に、まだまだサッカーを続けたいなと思い、今後はずっとサッカーに関わっていたいという思いがあります。

-最後に、体育会学生にメッセージをお願いします。

大学4年間という時間は限られているので、なるべく無駄な時間を作らずに今できることをしっかりやったほうがいいと思います。

僕らの学年にも、空いている時間で筋トレをしたり、勉強をしたりする人がいます。

でも、中にはずっと昼寝をしたりする人もいます。

自由な時間は人それぞれにあります。

上に行きたいと思っているならその自由な時間をいかに無駄にせずに過ごせるかを考えてみてください。

ー本日はありがとうございました。
(この記事は2022年11月18日にインタビューさせていただいたもの掲載しています。)

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