【名前】中瀬古陽央
【経歴】岡山県作陽高等学校→関西大学
高校時代について
-大学サッカーを選んだきっかけを教えてください。
高校サッカーから大学サッカーは、続けるのが当たり前みたいな感覚を持っていました。
そこでどこの大学に行くかってところで、数校興味を持ってくれた大学がありました。
その中から、自分が参加したいと思って参加した大学の中から、監督が「プロになりたいなら関西大学しかないんじゃない」と言われたのがきっかけです。
自分が納得する大学から声がかからなかったっていうのもあり、関西大学が声がかかった中で一番サッカーの水準と学力が高かったんです。
なので関西大学に決めました。
大学サッカーについて
-入学してからのギャップはありましたか?
最初の一年目は、今までのサッカー人生の中で一番の挫折年でした。
自分自身が打ち砕かれた感覚でした。
1年生のころはトップチームではなく、社会人の試合に出ていました。
開幕戦はスタメンだったんですけど、その次の試合から七試合、全部ベンチ外で、そこで挫折しました。
その影響で、腐った時期もありました。
それでも、先輩や同期に助けてもらって、今はトップチームで頑張ることができています。
-腐った時期から変わることができたきっかけは何ですか?
当時の自分は、昔のことばっかり言われていて、「このままじゃトップチームにいけない」とか、「プロになれない」など言われていました。
そんな時に、先輩との面談で「今を全力で頑張るしかない」と言ってくれて、そこから目の前の練習や試合を頑張るっていうのを積み重ねてきたんです。
関西大学では部活で面談制度があり、4回生が1、2、3回生と面談するというのがあるんです。
それで、たまたまその先輩と面談することになりました。
普通なら1時間もしない面談なんですけど、僕の面談は4時間くらい話を聞いてくれました。
僕はこの面談のおかげで、先輩からの適切なアドバイスでマインドが変わりました。
もちろんすぐには切り替えられなかったんですけど、1、2ヶ月を経て、もうやるしかないというマインドに変わっていきました。
それがきっかけですね。
-入部して成長を感じたことはありますか?
そうですね。
プレーもそうですけど、メンタルとか人間的な部分で成長したかなと感じます。
今まで失敗はあったんですけど、そこまで病むほどの挫折は大学に入って初めての経験でした。
そこをある程度乗り越えられたというのが精神的に強くなれた原因だと思います。
-大学サッカーの良さ、魅力について教えてください。
大学にもよりますけど、レベルが高いとこですね。
高校の時よりもプロを目指す選手が周りに多くいます。
さらに、高いレベルの環境でサッカーができるのが大学サッカーの良さだと思います。
あとは、サッカーだけではないことです。
ピッチ外でのチームマネジメントの部分や、人と人との関わりだったり、人間的な部分で成長を感じることができてるのが魅力だと思います。
-チームマネジメントをやることの良さは何ですか?
キャプテンを選ぶにしても、高校の時はすんなり決まっていたんですけど、大学はどういうチームを作りたいかから始まります。
目指すチーム像に対して、適切なリーダーが誰なのかを考えていきます。
そこから掘り下げたりなど、自分も含めチームを見つめ直す機会が多いと感じます。
このような過程を経て、チームとしても個人としても成長できるのかなと思いますね。
これからについて
-今後のキャリアについて教えてください。
今はプロを目指してサッカーを頑張っています。
自分の中で、大学サッカーでやっている意味はプロを目指すことくらいしかありません。
なので、プロを目指さなかったら頑張れないかなと思うことが時々あります。
そういったことを踏まえて、いろんな人と話しながら、ほんとに自分は何がやりたいのか、とか、何のためにサッカーをやっているのかを突き詰めていかないといけないと思っています。
それを残りの大学生活で考えられたらいいと思っています。
-どんなサッカー選手になりたいですか?
特になくて、漠然とプロを目指しています。
3歳でサッカーを始めたんですけど、ある程度レベルの高い環境でやらせてもらってきて、自然とプロを目指す感じで生きてきました。
なので今は、恩返しをしたいという想いでサッカーに向き合っています。
どういうサッカー選手になりたいかとかはまだはっきりしてないです。
-最後に、体育会学生にメッセージをお願いします。
大学で4年間部活をするうえで、悔しい経験しかほとんどしてないです。
そして同じ経験をしている人は山ほどいると思います。
しかし、悔しいまま終わってしまったら、その気持ちも無意味なものになってしまいます。
だからこそ、それを次に繋げられるように、常に今に目を向けて行動していってほしいと伝えたいです。
ー本日はありがとうございました。